◇◇ 第14章 優輝の想い - 1 ◇◇

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そしてコイツには、なぜだか不思議なほど本音を零すことが出来る。 それが仲間内から『よろずや更ちゃん』なんて呼ばれ頼られる所以なのかもしれない。 「来週の由香里の結婚パーティーの準備は進んでるのか?」 当たり障りのない会話を振ってみる。 「優輝、お前バカにするなよ! いったい、何人のプロが関わってると思ってるんだ?そんなのとっくに終わってるんだよ。 大体、お前と冴子が、貸し切りパーティーするなんて言い出すから、うちの店のイヴが台無しだよ。 お客様全員に、キャンセルのお詫びしたんだぞ」 「おいおい、今更か」
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