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「ふーん、それがどうして?」
「そしたら、デスクにつり銭の小銭と、メモと一緒に飴がひとつ置いてあった」
「なんて?」
「『お疲れではないですか?お仕事上手く進みますように』ってね」
「ほお……そりゃ、大したもんだ」
「聞けば、入ったばかりの派遣の子で、えらく仕事も捌けるらしくてね」
「へぇー、やっぱり。美紅ちゃん、可愛いだけじゃなくて仕事もデキるんだ。
でも優輝、今までもそんなのをきっかけに、アピッて来るような女は多かっただろう?」
「言わせるのか……わざわざ。
それが、全くそういうタイプじゃないんだよ、早川は……」
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