◇◇ 第15章 約束の有効期限 - 2 ◇◇

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「何か用事でもあったんだろ?」 「えっ……」 「話したいことでもないと、早川はここまで来ないだろ」 ーーよくわかっていらっしゃる…… 基本、社員さんが休憩しているときは、余程じゃない限りお邪魔はしないようにしている。 「あ……えっと……」 ガッカリしすぎて、本来の用件を忘れるところだった。 「どした?」 意を決して、例の確認をぶつけてみる。 「あの、今度のパーティー会場までの……交通手段の事なんですけど……」 「早川のマンションまで迎えに行くよ。少し早目の15時でどう?」
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