◇◇ 第16章 覚悟のイヴ - 1  ◇◇

11/35
前へ
/39ページ
次へ
誤解されては困ると必死になっているうちに、言ってる自分の方が意味が分からなくなってきて、だんだん語尾が小さくなってゆく。 「プッ」 「な、なんで笑うんですか?」 優輝さんの顔が、一気に崩れた。 「クククッ。そんなに、力説しなくても……」 「……」 イヴの日に、『いかがわしい予定も相手も』だなんて…… もう少しマシな言い方が出来なかったものか、自分が一番やりきれない……そのうえ…… どさくさまぎれのひと言を、優輝さんに理解してもらえたかどうかも判断不能で……
/39ページ

最初のコメントを投稿しよう!

563人が本棚に入れています
本棚に追加