◇◇ 第17章 ミッションの行方 - 1 ◇◇

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ーーおっと…… 包囲網の男性陣の心の声が聴こえて来るようだ。 「どこいくの?」 隼人さんがすかさず声を掛けた。 更科さんも、後ろから軽く顔を覗き込んでいる。 「あ、あの、お電話を……」 「電話?どこに」 「はい……両親へ。ここに到着したら連絡入れるようになってたので……」 動揺から出た言葉は、誰の目にも『嘘』と分かるレベルで、なんだか痛々しい。 「そう……」 軽い沈黙の後、隼人さんは続けた。 「じゃあ、電話が終わったら、戻っておいで」
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