◇◇ 第17章 ミッションの行方 - 2 ◇◇

17/38
542人が本棚に入れています
本棚に追加
/39ページ
そうであってほしいと願わずにはいられない。 「和也、坂本の働きぶりはどうだ?」 「申し分ないよ。かわいがってた後輩だからやりやすいし。気ぃ使ってもらって悪い」 「何言ってんだ。お前の最初の大仕事だろ。まぁ、しっかり今後に繋げさせてもらうよ」 もちろん、内容は仕事がらみのようで、そこからはうらやましいほどの信頼感が伝わってくる。 「優輝、お前は最近どうなんだ?」 「んっ?何が?」 「何がって決まってんだろ」 松本さんがそう言うと、優輝さんの瞳が、一瞬私を捉えて逃げた。
/39ページ

最初のコメントを投稿しよう!