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歩むふたりが中央の席に向かい落ち着くと、ゆっくりと会場が明るくなっていった。
それぞれの友人代表1名ずつによる司会は、なかなか軽快にパーティーを進行させてゆく。
時折、ユニークな質問攻めで幸せいっぱいのふたりをこれでもかとひやかしていた。
照れながらも見つめ合う坂本さんと由香里……
あの日、酔いつぶれて公園で寝てしまった由香里の事を思い出した。
そして、『人生の岐路を迎えている』と言った優輝さんの言葉が思い出された。
ーー本当に乗り越えたんだね……
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