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幸せいっぱいのふたりの姿は眩しくて正直羨ましいけど、それ以上に良かったねという思いが胸に拡がる。
見ている私も、自然と笑顔になっていた。
ゆっくりと優輝さんに視線を移すと、普段ではなかなか見られない穏やかな微笑みとぶつかった。
優輝さんも、もしかしたら同じあの夜の事を思い出してるのかもしれない。
『良かったですね』という意味を込めて軽く小首を傾げると
『ああ』と言わんばかりのキラッと眩しい笑顔が返って来た。
ーーああ、またそんな罪作りな表情……
キュンと私の胸が声を立てて鳴いているよう。
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