◇◇ 第17章 ミッションの行方 - 2 ◇◇

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幸せいっぱいのふたりの姿は眩しくて正直羨ましいけど、それ以上に良かったねという思いが胸に拡がる。 見ている私も、自然と笑顔になっていた。 ゆっくりと優輝さんに視線を移すと、普段ではなかなか見られない穏やかな微笑みとぶつかった。 優輝さんも、もしかしたら同じあの夜の事を思い出してるのかもしれない。 『良かったですね』という意味を込めて軽く小首を傾げると 『ああ』と言わんばかりのキラッと眩しい笑顔が返って来た。 ーーああ、またそんな罪作りな表情…… キュンと私の胸が声を立てて鳴いているよう。
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