◇◇ 第18章 星空の贈り物 ◇◇

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コーヒ好きにはたまらないであろう奏でとともに、とてもいい香りが私を包んだ。 「これでよし」 微笑みながら言う更科さんは、楽しそうで、満足そう。 ドリッパーセットにセットすると、ゆっくりとお湯を数滴ずつ垂らし始めた。 「どうぞ、更科スペシャルブレンドだよ」 素敵な白のカップに淹れられたコーヒーは、鮮やかな深い色を煌めかせ、さらに部屋中に芳醇な薫りを広げていた。 「美紅ちゃんて運転するの?」 「えっ?」 脈絡のない質問に、言葉に詰まる。
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