◇◇ 第18章 星空の贈り物 ◇◇

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「運転免許って持ってる?」 「持ってます。でも、九州に帰省したときぐらいしか運転しないので、ほぼペーパーですけど」 「そっか……」 「どしたんですか?」 「んっ?」 「それにしては、ブレーキ踏むのが上手いなってね」 「ブレーキ?」 「うん。安全運転っていうか、止まったままっていうかね」 「きっと、美紅ちゃんは、ブレーキを踏む練習ばかりしてきたんだろうね」 「更科さ……」 「美紅ちゃん」 「はい」 遮られ、目の前に肘をついて座った更科さんと、カウンター越しにまっすぐに見つめ合った。
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