◇◇ 第18章 星空の贈り物 ◇◇

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ハンドル上部に手を置き、顔を乗せて横を向くポーズ。 うっすら程度しか確認出来ない優輝さんの表情が妖しく映る。 「ちょっと降りてみようか?」 「……はい」 優輝さんの横顔だけでも充分大満足だけど、こんな機会も、もうないかもしれないから…… しっかり瞳に焼き付けておきたいと、心底思った。 「うわぁ……」 あらためて見るその夜景に、それ以上の言葉なんて出て来ない。 眼下に広がる市街地の無数のネオンと、それ以上に、空を見上げれば満天の星たちがこれでもかと私を迎えてくれた。
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