◇◇ 第18章 星空の贈り物 ◇◇

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星明かりにやっと慣れた瞳が、うっすらと浮かぶ優輝さんの優しい表情を捉える。 それに応えるかのように優輝さんもしっかり私に向かい合う。 夢心地と現実の狭間で漂う感情を、精一杯奮い立たせる。 ーー今こそ、本当に一歩踏み出す時。 喉まで出て来ている想いが、緊張で強張る。 すると突然、軽く微笑んだ優輝さんは、大きく両腕を左右に広げた。 「おいで」 ーーやっぱりこれは夢なの? 信じられない光景が目の前にある。 勇気を振り絞って半歩前に歩み出ようと試みる。
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