第3章・夫の浮気

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「由布香……」 夫は私を廊下の壁に押し付け、唇を重ねてきた。 酒と汗の混じった臭いが鼻に付き、意識はキスに集中できない。 「待って」 私は夫の身体をそっと押しのけた。 「嫌なのか?」 「そうじゃなくて、徹夜で頭が痛いの。少し休みたい」 「そうか悪かった。今日は寝てていいよ」
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