第3章・夫の浮気

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徹夜疲れと夫の帰宅で安心したのか、私はぐっすり眠っていた。 深い眠りに落ちていたから、最初は夫の行動にも気づかなかった。 夢を見ているのかと思った。 ゴツゴツとした男の手が私の身体をまさぐっている。 今は眠いの……だから、そんなことしないで……。 私は無言で訴えるように、男の手を避けベッドの端で身体を縮めた。 うつ伏せに近い横向きになり、男とは反対の方を向く。 だが男は後ろから私を羽交い絞めにして、私の寝巻きを剥いだ。
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