第5章・深まる不信感

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「そうなのね」 私はすんなり引き下がり、夫を責めなかった。 だって証拠がないから。 証拠がないのに言い合っても、口論では夫に勝てない。 だけど……。 ふと夫の首筋を見た時、赤い痣があるのに気づいてしまった。 キスマーク。 「あれっ? ここ、どうしたの?」 私はその部分を指して尋ねた。
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