第6章・溢れる涙と優しいキス

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「おじゃまします」 景太は脱いだ靴を揃え、きちんと挨拶して室内に入った。 私はリビングのソファーに景太を座らせて尋ねる。 「飲み物は何がいい?」 「先生と同じで」 「じゃあアイスティーでいい?」 「はい。すいません、手ぶらで来ちゃって。会えるかどうか分かんなかったから……」 「そんなの気にしないで」 私はキッチンから持って来たアイスティーとクッキーをテーブルに置いた。
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