第6章・溢れる涙と優しいキス

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理穂に真剣な顔で問われ、私は首を横に振った。 「ディズニーランドだけならまだしも、他にも色々あって」 「何があったんですか?」 本気で心配する理穂に心を許し、私はすべてを打ち明けた。 ベッドを別々にされたこと、香水やキスマークのことも。 「それって、酷くないですか?」 理穂は自分のことのように憤慨している。 私は怒り以上に悲しみが強かった。
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