第6章・溢れる涙と優しいキス

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「先生!」 景太は私の家の前に佇んでいた。 この前と違って隣に美羽はいない。 景太一人だった。 「景太君……。どうしたの?」 「会いたくなったから来た。『また、いつでも来てね』って、先生が言ってくれたから」 確かにこの前、私は景太と美羽に向かってそう言った。 だけどまさか景太が一人で、しかも突然来るとは思っていなかった。
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