第7章・初恋の同級生

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陽生君はクラスで一番モテていた。 明るくて男っぽいサッカー少年。 焼けた肌に、少し茶色がかった長めの髪が似合っていた。 普段はキリッと鋭いのに、笑うとタレる目も魅力的で。 男らしさと人懐っこさのギャップにやられ、陽生君にハマっている女子は多かった。 私も最初から陽生君はステキだと思っていた。 でもそれは客観的な感情で、恋心とは違っていた。 10月に行われた運動会までは……。
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