第7章・初恋の同級生

14/40
前へ
/40ページ
次へ
陽生君が来るかどうかは分からないけれど。 陽生君に会えることは期待していなかったけれど。 それでも皆に会えれば、必ず陽生君の話題は出るだろう。 その場面を想像しただけで、胸がキュンとなった。 ◆ ◆ ◆ 再び真子からのメールが届いたのは、わずか3日後。 『こんばんは! 急だけど今週土曜日の夕方、由布香は空いてる? とりあえず来れる人だけで集まろう、って話になったの。今回は由布香と会うのがメインだから、都合悪ければ日を改めます』 土曜日どころか、ほとんどいつだって空いている。 どうせ夫はこの日も出かけるだろうし、真子の誘いは嬉しかった。
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

93人が本棚に入れています
本棚に追加