第7章・初恋の同級生

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「結婚は考えないの?」 「うーん、まだいいかな。けどさ、こうやって集まって、みんなが結婚してると少し焦るよな。自分だけ取り残されてるみたいで」 「だよねー! 良かった、陽生君がいて。じゃないと独身は私だけだったもん」 綾と陽生君は席が少し遠いにもかかわらず、共通の立場で盛り上がっていた。 真子が気を利かせて言う。 「綾、席を変わろうか?」 「うん! 独身同士、陽生君と話したい」 真子と綾が席をチェンジし、綾は陽生君の正面に来た。
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