第7章・初恋の同級生

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その後、綾と陽生君は二人だけで盛り上がっていた。 綾が積極的に話しかけ、陽生君も楽しげに応えていた。 二人の間には誰も入れなかった。 私たち残りの六人は、和やかに思い出話をしていた。 綾の浮かれた笑い声が耳につく。 既婚者の私は、綾との違いを痛感させられた。 若かった独身時代には、もう戻れない……。 クラス会は楽しかったけれど、同時に切なさも味わった。
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