第7章・初恋の同級生

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「由布香は変わらないねぇ。見てすぐ分かったもん! 私は太っちゃって別人よね」 「真子、元気そう。本当に懐かしいわ」 心から懐かしくて、しみじみとした声が出た。 まさかこんな所で二十年前の同級生に会えるなんて。 だけど、ここ相模原市は小学校の同級生に会っても、それほど不思議ではない。 なぜなら私が卒業した小学校は、この地域にあるから。 私は1年間だけ、この町に住んでいた。 それが小学校6年生の時。
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