第7章・初恋の同級生

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夫も反対はしなかった。 夫は住む町にこだわりはなかったようで、「相模原なら程々の都会でいいね」と言った。 「由布香は今、どこに住んでるの?」 「この近くよ」 「えっ、そうなの?」 真子は大きな目を一段と丸くして驚いている。 「うん。相模大野駅からだと歩いて10分」 「知らなかったわー! だって由布香、卒業して引っ越したでしょ? いつ、こっちに戻って来たの?」
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