第7章・初恋の同級生

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「毎年なんて凄いね」 「地元に残ってる人たちで集まる、って感じよ。少ない時は十人もいないし」 「そうなんだ」 「今度、由布香もおいで! 由布香が来たら、みんな喜ぶよ」 「行きたい!」 私は迷わず叫んでいた。 当時のクラスメートに会えるなんて、考えただけでワクワクする。 私は中学や高校時代を加えても、小学校6年のクラスが一番好きだった。 この町が好きで住みたいと思ったのは、当時の思い出に愛着があるのも大きい。
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