第8章・恋の始まり

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陽生君が案内したアジア料理店は、カフェから歩いて5分ほどの場所にあった。 東南アジア風のインテリアがお洒落で、店内は満席に近い。 顔見知りなのか、若い女性スタッフは陽生君を見ると笑顔になり、窓際の一番落ち着けそうな席に案内してくれた。 渡されたメニューを見ながら陽生君は言う。 「お腹空いてるでしょ? 遠慮せずに食べてね」 「陽生君のオススメがいいな。料理は任せていい?」 陽生君は了解し、テキパキと料理を注文した。 スタッフが去ると、ビールで乾杯する私たち。
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