第8章・恋の始まり

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「了解! じゃあ先方に話すから、来週中には連絡できると思うよ」 「ありがとう……。なんか夢みたい。本当にありがとう」 仕事の話はスムーズにまとまり、と同時に料理が運ばれて来た。 スープ、サラダ、生春巻き、串焼き、東南アジア風のチャーハンなど、どれも美味しそう。 「食べよう! 他にも食べたい物があったら言ってね」 私は陽生君に勧められた生春巻きを口にする。 「美味しい。海老がプリプリしてるし、ナッツや野菜の食感もいい」 「良かった、喜んでもらえて……。まさか、大人になった由布香ちゃんに会えるとは思わなかった。相模原に戻ってたなんて驚きだよ」
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