第8章・恋の始まり-2

3/24
前へ
/24ページ
次へ
ゆっくりと息を吐き、勇気を出して伝える。 「運動会のリレー」 陽生君はハッとし、何かを思い出したように、しみじみとした顔になった。 「リレーか……。懐かしいな」 「うん」 「由布香ちゃんとは同じチームだったよね」 「覚えててくれたの?」 「当たり前だよ! 青チームだった」 私の大切な思い出が陽生君の記憶にも残っていると知り、凄く嬉しかった。
/24ページ

最初のコメントを投稿しよう!

69人が本棚に入れています
本棚に追加