第一章 地味子と甘やかされっ子

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女子1「キャァァー!!!!生徒会の皆様と紗亜耶様よっ!」 朝から女子の黄色い歓声がうるさい正門。 特にファンクラブとかいうストーカー集団がうるさい…いや、ウザい。 私は生徒会を避けながらシューズボックスに向かう。 女子2「うわ…久遠藍樺ですわ…」 女子3「あんな子と双子だなんて紗 亜耶様可哀想…」 女子4「地味で落ちこぼれのくせによく学園に入学出来たわよね…」 (うざ…あんたらみたいに甘々に育てられてないっつーの。) そんなことを思いながら教室に入る。 この学園の授業は私に言わせると低レベル。 まぁ、落ちこぼれのフリしてるから一部の人にしか言えないけど、 本当は学園内トップで全国模試1位。 だけどそれは理事長…いや、お兄ちゃんによって隠されている。 私の本当のことを知っているのは父、兄、専属執事&メイド、そして学園の裏組織、四郷連合風藍鬼メンバーだけ。 あ、風藍鬼とは、ここ東郷学園と西郷学園、南郷学園、北郷学園全てを纏める組織。 それが四郷連合、風藍鬼。 そしてその風藍鬼のトップが私。 実は生徒会よりも上の存在。 あと二日…あと二日経てば変装をやめられる…
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