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女子1「キャァァー!!!!生徒会の皆様と紗亜耶様よっ!」
朝から女子の黄色い歓声がうるさい正門。
特にファンクラブとかいうストーカー集団がうるさい…いや、ウザい。
私は生徒会を避けながらシューズボックスに向かう。
女子2「うわ…久遠藍樺ですわ…」
女子3「あんな子と双子だなんて紗
亜耶様可哀想…」
女子4「地味で落ちこぼれのくせによく学園に入学出来たわよね…」
(うざ…あんたらみたいに甘々に育てられてないっつーの。)
そんなことを思いながら教室に入る。
この学園の授業は私に言わせると低レベル。
まぁ、落ちこぼれのフリしてるから一部の人にしか言えないけど、
本当は学園内トップで全国模試1位。
だけどそれは理事長…いや、お兄ちゃんによって隠されている。
私の本当のことを知っているのは父、兄、専属執事&メイド、そして学園の裏組織、四郷連合風藍鬼メンバーだけ。
あ、風藍鬼とは、ここ東郷学園と西郷学園、南郷学園、北郷学園全てを纏める組織。
それが四郷連合、風藍鬼。
そしてその風藍鬼のトップが私。
実は生徒会よりも上の存在。
あと二日…あと二日経てば変装をやめられる…
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