第一章 地味子と甘やかされっ子

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キーンコーンカーンコーン…カーンカーン まさかもうお昼…? いつの間にか時間が経っていたみたい。 タッタッタッタッ…ガラッ 紗「藍樺ちゃん!お昼一緒に食べよ!」 …は?え?無理だし… 藍「お断りしておきます。まだやらないといけないことがたくさんあるので。」 紗「え…そ、そっか。わかった。じゃあ私生徒会のみんなと食べてくるね!」 藍「はい。では。」 私は急ぎ足で理事長室に入る。 風「誰?」 藍「風っ!」 風「藍樺?!」 ガハッ!ギュッ! 風「藍樺?どうした?」 藍「久しぶりすぎて思わず抱きついちゃった。」 風「ふっ…確かに久しぶりだな。」 私の背中をポンポンしながらフワッと微笑んでくれるこの人は風藍鬼のメンバーの1人 田城 風斗。 お兄ちゃんみたいな存在。
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