第11章・浮気の真実

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「いいわ、8時に来て」 まさか今日になるとは思わなかった。 でも、早く話したい気持ちは私も同じ。 夫の帰宅時間は分からないけれど、まず理穂とだけでも話したい。 「じゃあ翔をあずけて、8時までには行きます」 理穂は早口で言って、あたふたと電話を切った。 ◆ ◆ ◆ 2時間後の7時50分。 チャイムが鳴り、約束通りに理穂が現れた。
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