第12章・夫の告白

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精神的に疲れ切ってしまった私は、夫の顔を見るのも嫌だった。 ここにいたくない。 リビングの時計を見ると、10時55分。 今夜は夫と話したくもない。 不倫の言い訳も、夫の気持ちも、今は聞きたくないのだ。 逃げ出したい! そう思った途端、陽生君の顔が浮かんだ。 会いたい。会いたい。会いたい……!
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