第15章・嫉妬

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陽生君が結論を出してくれてホッとした。 「そんなふうに言ってくれて、ありがとう」 「俺の方こそ、ありがとうだよ。由布香ちゃんの覚悟を聞いて、こんなこと言ったら不謹慎だけど、正直嬉しい」 陽生君の言葉で胸が熱くなる。 「日にち、いつにする?」 「私は合わせられるから陽生君に任せていい?」 「わかった。たぶん土日になると思うけど、四人で会う前に二人だけでも会おう。ご主人との話も聞きたいし」 「うん。私も先に陽生君と二人で会いたいと思ってる」
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