第15章・嫉妬

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次に陽生君のメールを開いた。 浮き立つ心は夫の時と大違い。 『こんばんは。ゆっくり休めた? 俺は今、仕事を終えたところ。また早く会いたいし話したいよ。いつでも連絡してね!』 陽生君の姿、声、キス…… 昨夜のすべてを思い出し、ときめいてしまう。 会いたくてたまらなくなる。 すぐにでも電話しようとしたが、綾のメールを読んでからにしようと思いとどまった。 綾には近々きちんと話さなくちゃ……。 複雑な気持ちで綾のメールを開く。
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