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次に陽生君のメールを開いた。
浮き立つ心は夫の時と大違い。
『こんばんは。ゆっくり休めた? 俺は今、仕事を終えたところ。また早く会いたいし話したいよ。いつでも連絡してね!』
陽生君の姿、声、キス……
昨夜のすべてを思い出し、ときめいてしまう。
会いたくてたまらなくなる。
すぐにでも電話しようとしたが、綾のメールを読んでからにしようと思いとどまった。
綾には近々きちんと話さなくちゃ……。
複雑な気持ちで綾のメールを開く。
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