第15章・嫉妬

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『由布香、こんばんは。元気? 陽生君と四人で会う件はどうなったの?  ずっと気になってたけど、由布香も忙しいのかと思って連絡を控えてた。 でも我慢の限界! 一度連絡して! 待ってるからね』 メールを読み終え、浮き立っていた気持ちは一気に萎む。 綾、ごめんね……。 どうしよう。 事実を伝えるのは当然として、どんなふうに言えばいいのだろう。 四人で会うのはキャンセルになるのかな。 当然キャンセルだよね……。 そのことも確認したくて、私は陽生君に電話をかけた。
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