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陽生君が私の唇を優しく吸う。
甘い快感が唇から全身に流れていく。
欲していた物を与えられた子供のように、私は夢中で彼のキスに応えていた。
彼の唇は私の耳、あご、首筋へと這う。
私は彼の背中に腕を回し、必死でしがみついていた。
そうしていないと私は彼を求め、自らソファーに倒れてしまいそうで。
こんな状況でも彼を求める自分が恐かった。
抱き合ったままの体勢で、彼が私をソファーに押し倒す。
わずかに残っていた私の分別は呆気なく崩れ落ちた。
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