第15章・嫉妬-2

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陽生君がキスをしながら私のセーターを捲り上げる。 「あぁっ、ダメ……」 私の声はちゃんとした言葉になっていない。 彼は唇を離し、上から私を見つめて問う。 「ダメなの?」 「だって……このあと綾たちと会うし」 陽生君は私のセーターを元に戻して身体を起こす。 彼の身体が離れると、私は切なさと寂しさに襲われた。
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