第15章・嫉妬-2

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「さっき家にかかってきた。どういう事なんだ?」 「…………」 「今日会ってたんだろ?」 「そうよ。綾と会ったわ」 「陽生ってヤツもいたんだろ?」 「…………」 綾は夫に何を言ったのか。 不安が膨らみ、私は狼狽していた。 夫はじりじりと私に詰め寄り、逃げようと後ずさりする私の背中は壁にぶつかった。  
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