第15章・嫉妬-2

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夫の片手が上がり、私は思わず目を閉じる。 頬を打たれるのだと思った。 今まで暴力を振るわれたことは一度もない。 でも咄嗟にそう思った。 夫の手は頬ではなく私の肩に触れた。 そして唇を押し付けられ、無理やりのキス。 イヤ! やめて! 私は夫を勢いよく押しのけ、キッチンから逃げた。
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