第21章・決意

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白い月を眺めながら私の気持ちは固まっていく。 昨日まで迷っていたのが嘘のように、それは自然な感情だった。 葛藤の末、確かに感じる一つの想い。 もう何があっても恐くない。 私は窓から離れ、パソコンを開く。 陽生君へメールを打つために。 『こんばんは。 陽生君に話したいことがあります。 とっても大事なことなので、メールじゃなくて電話で話したい。 長話になると思うから、ゆっくり話せる日にちと時間を教えて下さい。 由布香』
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