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私を誘う陽生君の笑顔は太陽のように眩しい。
一点の曇りもない青空と、明るい太陽と、爽やかな風の似合う人。
陽生君のまっすぐな男らしさは、子供の頃と少しも変わっていなかった。
「ありがとう。でも、それはやめとく」
「そっか。うん」
陽生君は何かを言いたそうな顔をしたが、それ以上は誘ってこなかった。
校庭では集まって来た少年たちがサッカーの練習を始めている。
「じゃあ、そろそろ帰るか」
「そうね」
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