第23章・愛しい人と永遠に

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私はハッとして目を見張る。 なぜ景太がここに……? 私の驚きをよそに、景太は母に挨拶した。 「沖永景太と申します。この前のお電話ではありがとうございました」 「わざわざ来て下さったのね。お忙しいところすみません」 母も立ち上がって頭を下げながら、にこやかに挨拶している。 私は訳がわからず、ポカンとした顔で母と景太を見つめた。 「由布香の携帯に沖永さんから電話があったの。元生徒さんって聞いたから病院も教えたんだけど、わざわざ来てくれるなんて……」
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