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太陽がすべてを包み込む時のように、私の負い目や不安、迷いやためらいも一気に溶けていく。
素直に、シンプルに、幸せを感じている自分がいた。
幸せ。本当に幸せ。
今日が永遠に続けばいい。
「私も陽生君を忘れられなかった。会えなくても心の中に一生いるんだ、って思ってた」
伝えた直後、肩を引き寄せられた。
「もう離したくない。次は子供にも会わせて欲しい。由布香のすべてを守るから一緒に生きよう」
陽生君の気持ちが強く優しく胸に響く。
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