しどけない奴

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しどけない奴

しどけない奴 髪を撫でつけ お構いなしの 自由とやらを 行動に移すことで 守られるテリトリ― 危ないことに 首を平気で突っ込み歪みを取り込み 飢えた愛しか知らず飽きる頃には お構いなしに逃げる そんな生き方を 誰も責めはしない その前に姿を消すからだ 捨て鉢な街の クラブで a dying fire 意気消沈して 電話をかけてくる 都合のよい 喋舌りは 機関銃のようだ しどけない奴と 思いながら こうやって 付き合っているのは 不思議な存在で 今もあるからだ 恋愛詩に 目を止めて 泣いていた お前がいたからだ 俺の人生の道に お前が立っていたからだ 親父を亡くしたばかりの 俺の前に まるで恋するかの ような眼差しを 向けて お前が立っていたからだ image=493322715.jpg
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