必殺技!!

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「…………」   急に黙ってしまった嘉納くんを不思議に思い、 見上げてみたら顔が真っ赤になってた。 「孝史くん……?どうしたの……?」 「……おまえ、それ反則だろ?」 「孝史くん?」   見上げてる嘉納くんの顔は、やっぱり赤い。 熱い、嘉納くんの視線。 絡め取られたかのように逸らせない。 両手が私の頬にふれたかと思ったら、 唇が重なった。 目を閉じて受け入れて……そこからの記憶が、 ない。   朝起きて、洗顔をすませて冷蔵庫を開ける。 あるもので簡単に朝食作り。 嘉納くんは自炊をちゃんとするので、 食材がないなんてことはほとんどない。 そのうち起きてきた嘉納くんと一緒に朝ごはん。 「なー、潤。昨日の夜のこと、覚えてる?」 「なんのこと?」
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