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「じゃ、オセロがしたいです」
直輝は「わかった」と言って、オセロを取りに部屋を出て行った。
カーテンを開け、空気の入れ替えをする。
太陽が照りつける中、大きな向日葵が太陽に向かって咲いている。
下を見ると、マリーゴールドがたくさん植えられていた。
2つとも、私の好きな花。
毎日、駅までの道に植えられている向日葵や、マリーゴールドを見て、元気をもらっていた。
沈んでいた心が、ほんの少し明るくなってくる。
「冴。オセロを持ってきたよ」
いつの間にか、直輝が隣に立っていた。
直輝がドアを開けたのにも気付かず、私は花に夢中になっていたらしい。
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