直輝の元に

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「冴、俺を裏切ったら、どうなるかわかる?」 直輝の目が狂気を帯びてきた。 「裏切りません」 すぐに直輝のスマホから書店のサイトにいき、欲しい本を3冊選んだ。 「3冊でもいいですか?」 「ああ、いいよ」 3冊の本を購入ページの買い物カゴに入れてから、直輝にスマホを返した。 「それだけでいいの?」 直輝は相変わらずニヤニヤしながらスマホを受け取った。 「冴は本当に謙虚だね。 何冊買ってもいいのに。 本だけじゃなくて冴が言う事を聞くなら、何でも買ってあげるよ。 冴は俺のものだからね」 直輝はそう言うとスマホを操作して、本を注文してくれた。 「ありがとう」
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