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桃香視点
冴がトイレに行った後家を抜け出した事に、私が気づいていれば、冴を1人で直輝のところにいかせる事はなかった。
私もついていけば良かった。
冴がいないのに気づいて、すぐに冴を探しに走り回ったけど、冴は見つからなかった。
私達に迷惑をかけない為に、冴は1人で直輝のところに行ってしまったのだろう。
しばらくして、冴からラインがきた。
《桃香。
今日は本当にありがとう。
あの後、直輝からメールが来て、桃香の家にいると、桃香も桃香の家族も殺すと言われました。
警察に行っても、桃香を殺すと。
私は桃香が殺されるくらいなら、直輝が逮捕されるまで1人でいるから。
桃香、心配しないでね。
直輝は、私が言うことを聞きさえすれば、誰も殺さないかもしれない。
しばらく、直輝の言う通りにします。
冴》
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