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このラインを見た時、涙が止まらなかった。
私達を守る為に、自ら犠牲になるなんて。
少し前の冴は綺麗だけどわがままだった。 そして、心の中はいつもさみしそうだった。
私がついていてあげないと。と思って毎日声をかけ続けていたら、少しずつ心を開いてくれた。
「桃香、冴みたいな暗いわがままな子と付き合うのやめなよ」
友達に何度も言われたけど、私は冴が好きだったし、冴と付き合うのを止めようとは思わなかった。
毎日冴と一緒にいると、冴の事がだんだんわかってきた。
冴はヤキモチ焼きで、私が別の友達と話していると拗ねる。
冴自身は自分が拗ねている事に、全くきづいてないけど。
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