監禁

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「食事の材料は、いつも冷蔵庫に入れておくから、何を作ってくれてもいいよ。 部屋は好きに使ったらいい。 ただし、マンションのドアを開ける事は許さない。 冴の行動は全て、この部屋にある監視カメラで撮っているからね。 情報は俺のスマホに送られてくる。 絶対俺を裏切るな。 それ以外なら何をしてもいいから」 「わかりました」 私は籠の中の小鳥。 どんなにもがいても、直輝の側から離れられない。 桃香はどうしているのだろう。 まだ、私の事を探してくれているのかな? 顔が変わってしまった私とたとえ会えても、私が冴だとわからないだろう。 だって、鏡に映る私は全く別人だから。
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