1470人が本棚に入れています
本棚に追加
/288ページ
「食事の材料は、いつも冷蔵庫に入れておくから、何を作ってくれてもいいよ。
部屋は好きに使ったらいい。
ただし、マンションのドアを開ける事は許さない。
冴の行動は全て、この部屋にある監視カメラで撮っているからね。
情報は俺のスマホに送られてくる。
絶対俺を裏切るな。
それ以外なら何をしてもいいから」
「わかりました」
私は籠の中の小鳥。
どんなにもがいても、直輝の側から離れられない。
桃香はどうしているのだろう。
まだ、私の事を探してくれているのかな?
顔が変わってしまった私とたとえ会えても、私が冴だとわからないだろう。
だって、鏡に映る私は全く別人だから。
最初のコメントを投稿しよう!